2011年5月5日木曜日

郡山市あて、放射線被害防護に関する意見

郡山市総合政策部 広聴広報課 御中
kocho@city.koriyama.fukushima.jp 

郡山市長はじめ郡山市職員のみなさまには、311東日本大震災および福島第一原子力発電所事故という未曾有の事態のなか、市民生活を守るために最善のご尽力をしていただいているものと察し、敬意を表明します。

さて当メール標題の件に関し――

福島県放射線健康リスク管理アドバイザー、山下俊一長崎大学大学院教授の二本松市における講演を聴講しましたが、その講演内容は;
「年間100ミリシーベルト以下のレベルであれば、健康にまったく影響をおよぼさない」
「年間20ミリシーベルト程度であれば、マスクの必要はない」
「遺伝子には修復作用がある」など、
放射線医学の知見を無視した、聞くに堪えないひどいものであり、
「完全に安全でないとしても、私はみなさんに安心していただくためにこうして話している」とおっしゃるとおり、放射線健康リスク管理アドバイザーというよりも、むしろ放射線健康「安全」「宣伝」アドバイザーと呼ぶにふさわしい代物でした。

ご承知のように、文部科学省による通知にもとづいて、学校校庭などで採用されている使用安全基準「1時間あたり3.8マイクロシーベルト(年間20ミリシーベルト)」の正当性が、原子力安全委員会などの中央政府機関でとりざたされているとおり、残念ながら山下俊一氏は放射線健康リスク管理アドバイザーとしてまったく不適格といわざるをえません。

よって、わたしは市民として、郡山市が福島県および内閣・文部科学省に「20ミリシーベルト/年」基準の見直しを迫るように求めるとともに、とりあえずの措置として、郡山市ウェブサイトのリンク;

【山下氏記者会見】環境放射能が人体に及ぼす影響等について<3月20日福島県発表>
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/upload/1/2061_housynou-risk.pdf 

【山下氏など出演テレビ番組】福島県からのお知らせ 「放射線と健康リスク」(動画:福島中央テレビサイトへのリンク)
以上2点を早急に削除なさるように要望いたします。

なお、当意見に関する措置について、わたし宛てにご通知くださるようにお願いします。

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